深淵を覗く時人は皆一人きり
「大人は自由だ!でもその代わり…」
に続けて述べられるような事が子供にないわけでは決してないのだ。
その漠然としたさみしさの名付け方も知らないまま、
いのちそれ自体のさみしさのようなものに心をギュッと潰されるような夜がある(昼かもしれないが)。
経済的にとか、日常生活のあれこれの面で、誰かに助けられていたとしても、
自分の心の動きに気付き、名付け、
昇華しあるいは飼い慣らし、たまに忘れ、
それは誰もが一人きりでやるしかないのだ。
子供はそれを経験則から得たショートカットや必勝パターンも持たず課金もせずにやっているのだ。
子供をバカにしちゃいけないよ。